2011年3月12日土曜日

大地震の日の出来事(1)

14:46

東北地方で非常に強い地震が発生。
国内観測史上最大のマグニチュード8.8だった。

この時、
私は地下鉄・南北線の駒込駅に停車中の電車にいた。
車両のサスペンションの影響で、
通常の地震とは異なる立体的な「揺れ」を経験する。

電車がここまで動くものという認識がなかったため、
正直、ビックリした。

生まれて初めて経験する恐怖だった。

揺れが続く中、
携帯電話でカミサンに連絡、
早い時間帯だったので通じる。
こういう時は、
無事であることを確認できれば、それだけで良い。

14:53

地震後、初めてのツイート。

電話は繋がりにくい状況になっているが、
ツイッターは問題なく機能している。

以降、連絡があった者には
ツイッターを連絡手段にするように勧める。

14:55

車両から降りて駅の構内を回る。

ケガ人などは無い模様。

地上の様子が分からないので、
車両に戻る。

南北線は比較的に新しい地下鉄なので、
構内に留まることが安全と判断する。

余震が来ても不安は感じなかった。

15:30

駅構内のアナウンス、
「現在、大きな余震が発生する可能性が高いため、
安全確認の作業が始められない状況です。
したがって、復旧の見込みは立っていません。
JR線も同様の状況下と思われます。
すぐに電車が動くことはありません」。
分かりやすく説明してくれると、
皆が落ち着くし、
状況を把握し、
納得することが出来る。

15:45

地震から約1時間が経過した。
地上に出ることにする。

上階の改札口に行くと、
東京メトロの職員が笑顔で談笑中。

ホームでは
1人の職員が走り回って仕事をしているのに…。

こういうことが起こると、
人間としての「質」がモロに出てしまう。

(続く)

0 件のコメント: