2015年6月12日金曜日

雇用の流動性


日本人は、あまり会社を辞めない。
そして、解雇されることは極めて稀なケースになる。

よって、失業者は少数派で、ダメな人という扱いを受ける。

雇用の流動性がないので、
失業 → 再就職の道筋がつきにくい。

労働というものは、
本来、働く側と雇う側の対等な契約のはずだが、
日本では就職希望者が頭を下げなければならない立場になる。

私の前職は外資系の企業だが、
毎年、4月に新卒をまとめて採用する制度も奇異な光景だ。

そして、
世の中にはブラック企業に勤めた挙げ句、過労死する人もいる。

なぜ、会社を辞めないのか? 馬鹿なのか?

私はそう思うが、
失業すると敗者の扱いになることを無意識に恐れるのか、
無駄に無理をしてしまう。

御上は、
有給休暇を認めなかったり残業手当を支払わない会社を罰せず、
働く側が不利益になる法律ばかりを考えている。

最近、外国の企業は日本への進出を躊躇していると聞く。
有能な人材を確保することが難しいからだ。

要するにチャレンジャーが少なく、
大半が保身しか考えていない。

だから、日本の会社は国内でしか通用しない。

会社がダメになっても辞めないから
労働者の能力が発揮されない。

新興の会社も人手が確保し辛いので簡単に失速する。

茹で蛙である。

少しずつではあるが、

自分の立ち位置が見えてきている。





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