2011年4月30日土曜日

被災地・仙台を見てきた

率直なところ、
語弊があるかも知れないが
意外なほど被害が目立たなかった。

正確には
報道などから得た情報をベースにした
自分なりの予想ほどではなかった
…と言っておこう。

勿論、
震災の被害の痕は確実にあるし、
市街地から離れた場所は
大きく状況が異なることは承知している。

人間の憶測には一定の誤差が生じるが、
そこに至る情報に偏りがあると、
現実との乖離は、
その程を大きくしてしまう。

分かりやすくいうと、
クローズアップすべきポイントが
ズレていたのではないかと感じた。

今回の目的は、
浦和と仙台の試合をサポートすることだった。

私とカミサンは、
いわゆる「前乗り」で試合前日に現地入りした。

ホテルは、
通常通りに営業していた。

地元の人々は
ほとんど日常を取り戻しているように映った。

夕食は、
昨年の仙台戦の際に訪れた店が美味しかったことを
記憶していたので、
その店に行くと、
すでに満席の状態だった。

その後、仙台駅周辺の店を渡り歩いたが、
入れる店を見つけられるまで、
約1時間ほど歩き回ることになった。

もはや「被災地」と表現するのは
とても申し訳ないほど、街には活気があった。

翌日、ユアテックスタジアムに行くと、
震災直後に建物の一部が壊れたという情報があったが、
実際に入場してみると
不安を感じるようなものは何も無かった。

試合前に
知事や市長は「復興」という言葉を口にしていたが、
仙台で
同じ日にサッカーと野球の試合をして
地元のチームを勝たせると、
それだけで一段落してしまうのか。

何だか複雑な想いがした。

大手マスコミの情報だけを真に受けてはいけない。

あらためて実感した。

0 件のコメント: