2015年1月12日月曜日

現場の雰囲気


昔話になるが、

あるスタッフが収録の際に必要となる設定を
細かく上司に質問していた。

後日、上司は「彼は熱心だ」と褒めていた。

実のところ、
こういう職場環境では作業効率の向上を図ることが難しい。

実務に必要な情報が共有されていないからである。

今、何をするのか、
往々にして目的意識が低い仕事になり、
相互チェックが甘くなる。

とどのつまり、
自分だけが知っていればいいという勝手な判断が横行する。

作業というものは
初回より2回目…3回目と
経験値を積み重ねていくことが大切で、
それが得られないと毎回のように初回が繰り返される。

そして、
場数を踏めなかった者に対する揚げ足取りが始まる。

作業の手法が一つである必要はないが、
何かと比べるプロセスがないと
なかなか優劣の判断が出来ない。

本気で働かない者は、なかなか失敗をしない。

失敗は、チャレンジをした者だけが経験できる。

人間が関わる仕事には、必ず失敗は発生する。

それをゼロにすることは不可能だが、
それをゼロに近づける努力を怠ってはいけない。

何となく無駄に感じてしまうことだが、
一歩間違うと
合理的な改善策が「手抜き」と評されてしまう。




0 件のコメント: