2015年1月4日日曜日

年末年始、テレビ特番は最低だった


この十年余り、
ぜんぜん変わらない方向性ではあるが、
今回も年末年始のテレビ番組はつまらなかった。

なぜかロクでもない『特番』を組み、
悉く最低と言える出来に仕上げてしまう。

いわゆる特番は、特別番組の略であるはずだが、
なぜ特別なのか、
何が特別なのか、
視聴者の感覚では理解できない。

ただ上の人から言われたからやっているだけ…じゃないのか。

ここまで酷くなると、
通常のレギュラー番組をそのまま放送したほうが
良いような気がしてしまう。

何度も書いているが、
テレビの最大の面白さは「生」である。

速報性とか同時性というメディアの特性を活かさないから
間の抜けた番組ばかりになってしまう。

テレビ業界は
バブルが弾けた頃から生放送を避けるようになった。

雑な企画を成り行きで収録して
あとは編集とMAの技術で誤魔化す。

視聴者のことなんて何も考えていない。

さらに、
テレビ局の偉い人たちがサラリーマン化し、
一般人並みに年末年始を休むようになったのも一つの敗因だ。

過去の素材を焼き直す、
あるいは定番化した企画を繰り返す。

これは視聴者にとって一種の苦痛である。

近年は、地上波だけでなく、BSやCSもブレが大きい。

このままでは、
テレビ業界の美味しい部分は
そう遠くない将来に
オンデマンドサービスに奪われてしまうだろう。

現実問題として、
私は、その方面の仕事に興味を持ちつつある。

またしても時期尚早なんだけどね。

(^_^ゞ


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