2011年7月8日金曜日

由々しきこと

先日の「朝からムカついた」の続きになるが、
最近、インターネットの匿名性に威を借り、
周囲に「不快」をバラまいている輩が増えている。

先のツイッターでのやり取りで言うと、

> 実は、私、5年前まで某局のワイドショーに関わっていた。
> しかし、質の低下に限界を感じて、
> 地上波の仕事を辞めた。
> それ以降の劣化は、あまりにも酷過ぎる。

という私の発言に対し、
私とは面識のない Mook (@HiroGome) というアカウントが

> ワイドショーなんて
> 40年前からヒドイ内容だったと思うが

と食いついて来た。

これだけなら、
そういう意見もあるよね…で済んでしまうが、

> 関わってたのなら、
> 自分が質を向上させればいいのにね。
> 勿論独りでは限界があるのは当然だけど、
> 離れてから「自分は違う」みたいに語るのはどうかと思う。
> 5年前も今と変わらずヒドイ番組だったワケで、
> つい最近までヒドイ番組に関わってた人間に
> 番組離れたからって、
> 分かってる風に語られてもね。

という文章を私に告知しない方法でコッソリと書く。

これは、
私にとって極めて不快なものだった。

テレビ業界は、かなり特殊な構造で、複雑な世界である。

何も実態を知らない素人には軽々に語られたくはないし、
私を含めた当時の多くのスタッフは
間違いなく戦って来た。

一般の視聴者には見えないこととは言え、
そうした裏での出来事を完全に無視し、
オマエらは何もしていないとばかりに
十把一絡げにしてしまう。

当事者としては、
これは「ムカつく」ことなのだ。

実際の流れとして、
業界のスタッフの入れ替わりは極めて激しいから、
数年もすれば、
大きく顔ぶれが変わってしまう。

だから5年という時間の経過には隔世の感がある。

その個人的な実感を
自分本位の遊び感覚で平然と否定してしまう。

そこで、

> なるほど、プロフィールも書けない方の意見は貴重ですね。

と突っついてあげると、
急に過剰に反応して、自己防衛に終始する。

世の中に、
こんなタイプが増えている。

現実社会には何も影響力がない存在だが、
由々しきことだ私は思う。

【送料無料】引きこもりと向きあう

【送料無料】引きこもりと向きあう
価格:2,310円(税込、送料別)

0 件のコメント: