(続き)
午前10時、
青山門が開門し、入場が始まるが、
自由席へのアクセスは30分間禁止される。
そのことを理解した上で、
あえて青山門からの入場を選んでいるのに、
生来の気の短さが、
僅かな待ち時間に苛立ちを募らせる。
実は、血圧が上昇している時間があった。
午前10時30分、
規制が解かれ、
やっとスタンドに出られる。
メイン側前段の5列目を確保した。
今回、浦和はアウェー側で、
この季節、
天気が良い午後は、
ずっと太陽と向かい合うことになる。
私自身、
眩しいのが苦手なので、
真正面からの強い陽射しがとても気になる。
そして、試合開始。
サポートで身体を動かすと、
容赦のない陽射しも手伝って、体温が急上昇してきた。
いつもと違う何かを感じる。
前半の途中、
やや意識が薄れ、身体がフラつき始めたので、
多めに水分補給をするが、
体温は上昇する一方だった。
そこで、
気付けとばかりにウイスキーをストレートで流し込む。
これが効いて、
本調子ではないものの、
どうにか試合終了時までサポートができた。
これは、
単にアルコールで感覚が一時的に麻痺しただけだと思う。
この時点で、
かなりグッタリとしていたが、
地元に戻って
カミサンと仲間と3人で飲むことになったため、
意地だけで「平静」をキープ。
実は、いろいろな話がしたかった。
(続く)
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