2010年9月11日土曜日

「世論調査」の信憑性

最近、民主党の代表選挙を巡り、面白い現象が起こっている。

大手マスコミが行う「世論調査」と
WEB上で行われる「アンケート」の結果が、
まるで噛み合ないのだ。

例えば、
共同通信が8月末に行った電話世論調査では、

・管  69.9%
・小沢 15.6%


これに対し、
「 Yahoo! みんなの政治」では、

・管  28%
・小沢 59%


選挙情報専門サイト「 Election 」でも

・管  31.7%
・小沢 54.2%


普通に考えればおかしなことだ。

このことについて、
日経BPにはこんな記事があった。

> むろん、マスメディアの世論調査が専門的手法を用いて
> 調査対象を選択しているのに比べ、
> ネットの調査は「投票」したい人が
> 勝手にクリックするというものだから、
> 公平な調査とはいえないかもしれない。


この文章には、確実に意思が潜んでする。

大手マスコミの世論調査派「専門的手法」で、
WEBでの調査に対しては「勝手にクリックする」と表現し、
暗に既存マスコミは正しく、
インターネットは雑であるという印象づけをしている。

こうした思い込みが、
実は調査結果にも反映されているのではないだろうか。

ほかにも「意思」を感じてしまう報道は山ほどある。

> 菅氏支持が多い報道機関の世論調査とは異なる傾向だが、
> 専門家は
> 「『菅氏優勢』を報道するマスメディアに不信感を持つ人が、
> 対抗する意見をネットで発信しているのでは」と分析している。




これはスポニチの記事だが、
小沢一郎に対する大手マスコミの報道は、
かなり一方的で、大きく偏っている。

こういう状況の下で「不信感を持つ人」が現れるのは
むしろ当然であると私は考える。

なぜ、一方の意見がネット上だけでしか反映されないのか、
公平性を欠いているのはどちらなのか。

とても分かりやすいような気がする。

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