2013年9月2日月曜日

半沢直樹は現象として面白い



テレビの仕事をしている者の発想だが、
TBSのドラマ「半沢直樹」は実に興味深い。

いつの頃からかは定かでないが、
日本のドラマは単調な作りになっていた。

チャンネルや内容に関係なく出演する役者は限られていて、
何を見ても同じ顔ぶれがローテーションで現れる。

それだけで面白さは半減してしまう。

しかし、
半沢直樹はキャスティングだけでも楽しめる。
あまり目立たない役者が個性的な演技をしている。

また、片岡愛之助の意表を突いたキャラクター設定も
裏切りだったりする。

そして、あの「倍返し」というキーワード。

コンテンツづくりとして、どれも正解だと思う。

このドラマは、本来、本道とも言える地味なスタイルだが、
その他の作品が道を外しているために
必要以上に際立ってしまう。

対抗できるのは、
テレビ朝日の「相棒」くらいではないだろうか。

私は「現象として面白い」と書いたが、
今後、半沢直樹を真似たバッタものドラマが続出するだろう。

堺雅人は、
しばらく似たような役を演じないことが賢明だと思う。

片岡愛之助も
本業に専念したほうが良い。

制作スタッフは…、
ちょっとかわいそうな立場になってしまいそうだ。
(^_^)

ウォッチを継続しようと思う。



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