2015年2月12日木曜日

作業効率の向上


現在の会社での私のテーマは「作業効率の向上」である。

なぜ、そう思ったか?

入社直後から感じていた作業上の無駄が
あまりにも酷過ぎる状況にあったからである。

先日書いた 駐車場誘導員 にも通じることだが、
仕事というのは
人の配置と役割分担、権限の委譲で大きく変わる。

何となく駐車場に立っているだけで、
問題が起こっても
それを処理する能力や責任感を持たせないなら、
彼の時給は最低賃金で良いだろう。

しかし、
駐車場の誘導が上手く、
問題の解決能力も高く、
空いた時間に持ち場の清掃や備品の整備を済ませ、
周辺の案内まで出来るとすれば、
プロとして、相応の給料が与えられるべきだろう。

話を戻そう。

私は(以前)MAミキサーというエンジニアだった。

テレビの番組の最終工程として
現場音に、ナレーションや効果音、音楽を付け加え、
聞きやすいバランスに整える仕事だが、
こうした作業の場合、
本当に集中できるのは3時間が限界で、
間に休憩を入れても
3時間+3時間が1日の適切な作業量だと思う。

私は入社時に1本当たり3時間以上かかっていた作業を
主に制作側の不手際を改善させていくことで
1本当たり1時間に短縮した実績がある。

ダラダラと仕事をすることで頻発していた
作業のやり直しも大幅に減らせた。

これにより、
1日4本がMAXだったスタジオ稼働が、
無理なく6本まで対応できるようになり、
それでも余裕の時間が出来るようになった。

1日の労働時間は8時間、
仮にスタジオで5本の仕事を片づけても5時間。
残り3時間は余ってしまう。

私は、その3時間をデスク業務に充てた。
これは本来なら存在しない労働時間である。

技術系は
多くの場合、作業効率を上げていくと余剰時間が作れる。
これは意外に重要な時間である。

この時間を休憩時間にしてしまうことはもったいない。

デスク系の人々のアシストが出来るはずだ。

ところで、
デスク系の人たちは同様のチャレンジが出来るか?

それ以前に労働時間分の仕事をしているだろうか。

私の実感では
デスク系の業務は1日6時間程度で終われるように見える。

私と同様の方法で余った時間が作れるのなら、
技術系スタッフが作業効率を向上させることで
1日3時間程度の余剰時間が確保できる。

2人いれば、合計6時間である。

そうなると、
2人で6時間のデスク業務が可能になる。

これは、デスク選任の1日分の実質労働と同じ。

組織全体のバランスを見直すと、

実は少ない人員で仕事を消化できるのだ。


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