2013年4月12日金曜日

CMは必要か


現在、
私はプロ野球の生中継に関わっている。

野球中継をしていて感じていることだが、
チェンジの度にCMを流す必要があるのだろうか。

地上波の旧態依然としたスタイルでは
CMは収入源であり、不可欠なものである。
しかし、
私の会社は全チャンネルが有料放送になっている。
CMで儲けるより
内容を充実させて契約世帯を増やすべきではないだろうか。

今は「球団映像」を使っているため、
大胆な構成変更はできないが、
いつの日か独自の映像で番組を作れるようになった時、
そうした差別化が求められることになると思う。

その時に慌てても仕方がない。

今からいろいろなプランを練って
必要な時に提案できる準備を整えたいと考えている。

私の会社の(BSでの)野球中継には
試合前と試合後に
スタジオでの関連番組が生放送される。

CMチャンスは
情報番組と野球中継の間、
試合が始まる前と3回・6回終了後、
野球中継と情報番組の間。

それだけあれば十分だと思う。

1回表と1回裏の終了後は
両チームの先発投手について詳しい解説をして、
残りのチェンジの際は
スタジオから映像技術を駆使した情報を伝える。

実況と解説も
昔ながらの「野球雑談」ではなく、
テンポのある実況と個性のある解説を基本としたい。

解説者によって
投手目線、捕手目線、打者目線、審判目線、
様々なアングルがあっていいし、
データを重視する人やメンタル面を気遣う人がいてもいい。

ベンチリポートも
単なる伝言係である必要はない。

また、客席の表情もライブの一部だと思う。

とにかく
惰性だけでCMを流す固定概念から解放されれば
プロ野球中継は
もっと面白いコンテンツになるはずだ。



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