2011年6月10日金曜日

先日、会社のミーティングで…

部長さんが、
「放送業界の未来は明るいか」という質問をした。

率直なところ、
私は回答に苦しんだ。

同席した同僚の中から
「放送業界の未来は暗いが、我が社の未来は明るい」という
愛社精神たっぷりのブラックな意見があった。

10年前なら、
「馬鹿か、オマエ」と喧嘩を売っているところだった。

放送業界 … すでに、そんな境界線は崩壊している。

お役所の皆さんが、
自分の縄張りを主張しているだけで、
現実的には、
そんなボーダーラインは無いに等しい。

以前、「通信と放送の融合」という言葉が流行ったが、
これは「通信」「放送」の2つの分野が
一つになるという話ではない。

もともとクロスオーバーしているものに
あえて(役所が)境界線を主張しているだけで、
両者を融合する権限は役人にあるという主張でしかない。

だから、部長さんの質問は、
根本的な部分で現実を見失っている。

放送業界に就く者が、
放送のことだけ考えていれば好い時代など、
とっくの昔に終わっている。

放送の業界で生き残るためには、
通信との境界を乗り越え、
ポーダーレスにメディアになるしかない。

その辺りの勝負勘がテレビの業界には足りていない。

維新の志がある者は、どこかにいないのか。

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